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かけまくも畏き伊邪那岐の大神、筑紫の日向の橘の小戸の檍腹(阿波岐原)に禊ぎ祓えたまいしに……」。全国の神社で奏上されている祓詞に小戸神社の名を見ることができます。この歴史ある神社の祭神はイザナギノミコトで、その社名は黄泉の国から帰ってきたイザナギノミコトが小戸の阿波岐原にて禊ぎをしたことに由来しており、厄祓いや七五三、結婚式などといった人生の節目のお祓いのために多くの人が訪れています。
江戸時代までは「小戸大明神」といい、約1900年前にヤマトタケルノミコトの父、第12代景行天皇の託宣によって創建されたと伝わっています。それからも長い間歴代藩主からの崇敬を集め「小戸さま」として広く信仰を得てきました。明治維新後は現在の名前に改称し、昭和7年には現在の地へと遷座しました。 |
創建当初は大淀川河口付近に祀られていましたが、有史以来最大規模の日向灘地震である、寛永2年(1662年)の外所(とんどころ)地震の大津波のため海没し、上別府の大渡の上(元宮町)に移転、翌3年に上野町(現在の橘通西2丁目付近)、その後昭和9年の橘通拡張工事により現在地に移転しました。 |
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