西都市の西都原古墳群には311の古墳が点在している。中でも目を引くのがニニギノミコトの陵墓と伝えられてきた男狭穂塚古墳(全長218m)と、コノハナサクヤヒメの陵墓と伝えられてきた女狭穂塚古墳(全長174m)。両墳とも陵墓参考地として宮内庁の管理下にありまだ発掘調査はなされてない。
ニニギノミコトが降り立った「筑紫の日向の高千穂」がどこだったのか。2つの伝承地があるが、その一つは霧島連峰・高千穂峰(1,573m)だ。宮崎・鹿児島の県境にそびえ、どこから眺めても秀麗な山容を見せる複合火山で、山頂にはニニギノミコトが降臨したときに逆さに突き立てたという「天の逆鉾」を見ることができる。
天孫降臨伝説の地・高千穂には水がなかったため、アメノムラクモノミコトが高天原に引き返し水種を運んできたと伝わる「天の真名井(あめのまない)」。湧き出た水はいったん地下水となり、1.5km離れた高千穂峡の深く切り立った断崖のあちこちから「真名井の滝」となって流れ落ちる。高千穂は清水が豊富で見事な棚田が美しい、まさに「千穂の郷」。
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